JDへの道 No.193 NY引越し・仕事前 07 |
木曜日の午後11時頃。
昨日の朝、我が家の車がニューヨーク州の車検と排ガス検査に通りました。先週の金曜日に車屋さんに車を預けてから、昨日で6日目でした。修理しなければいけない箇所がいくつかあったので、本来なら30分もあれば終わる検査のためにおよそ1週間も車を預けなければいけませんでした。
米国では、州ごとに車検や排ガス検査をやるかどうかが決められています。ここニューヨーク州では毎年、車検と排ガス検査を受ける必要があります。これらの検査はニューヨーク州公認の車屋さんで受けることができ、検査料は2つ合わせて$37と決まっています。
引っ越す直前まで、僕たちはニューヨークで車のない生活を送るつもりでした。シアトルと違い、ニューヨークは地下鉄が張り巡らされているので、車を所有しなくても十分生活できると考えていました。実際にニューヨークで1ヵ月生活してみて、今もその考えにほとんど変わりはありません。
ただ、何をもって十分とするかは、人によって異なると思います。ニューヨークで車は必需品ではありません。しかし、あったらあったで行動範囲が広がるので、間違いなく便利です。例えば、もともと1年や2年の駐在と決まっているのなら、車を所有して、毎週末、車を使って家族で旅行に行ったり、遠出するのも1つの選択肢だと思います。
話を元に戻すと、僕たちは引っ越す直前まで、シアトルで乗っていた車をニューヨークに持っていくつもりはありませんでした。その理由は、先程書いたように、ニューヨークで車は必需品ではないからです。加えて、就職先の事務所が引っ越しの費用に関して、一般的な家財道具を運ぶ費用しか負担しない、と言っていたので、当然、それに車の輸送費は含まれないと思っていました。しかし、ダメもとで車をニューヨークまで陸送してくれないかどうか聞いてみたところ、すんなり了解してくれました。ちょうど引っ越し先のアパートの駐車場に1つだけ空きがあったのも幸いしました。
実際にニューヨークで車のある生活をしてみて、改めて車は必需品ではないけれど、あったらあったで便利ということがわかりました。例えば、車があるお陰で、我が家は先日のファミリー・キャンプに車で参加できましたし、フラッシング(Flushing)という中国人が多く住んでいる地域まで運転して、そこで安く食材を買うことができています。しかし、保険料や駐車代などの維持費を考えると、車を使った買い出しが節約になっているかどうかといったら、そんなことはないと思います。費用対効果を考えるために、とりあえず1年はニューヨークで車のある生活をしてみようと思います。