JDへの道 No.92 秋学期 03 |
土曜日の朝、7時半頃。
米国のロースクールのJDプログラムで勉強している日本人の数は非常に少ないですが、全米各地のロースクールで勉強している彼らの情報はたまに耳に入ってきます。知人に紹介してもらったこともありますし、就職活動中にたまたまに日本人に遭遇したこともあります。また、このブログを通して知り合いになったこともあります。
僕が知っている限り、日本の大学を卒業してから米国のロースクール(JDプログラム)へ進学した人は数えるほどしかいません。僕がこれまで出会った日本人の多くは、幼少期に米国に移住した人たちか、日本のインターナショナルスクールを卒業後、米国の大学を卒業した人です。
日本とは対照的に、韓国と中国の大学を卒業後、米国のロースクール(JDプログラム)へ進学する人は比較的多いです。彼らはそれぞれの国の一流大学を卒業後、LSAT(米国のロースクールへ出願するために受験しなければいけないテスト)を受験し、米国のロースクール(JDプログラム)に進学します。
日本に大学を卒業後、米国のロースクール(JDプログラム)に進学する人の数が少ない理由は、僕も良く分かりません。金銭的な理由もあると思いますし、語学的な理由もあると思います。しかし、韓国や中国の大学を卒業した人にも、この二つのハンデは当てはまります。彼らは金銭的な問題や語学的な問題を乗り越えて、米国のロースクール(JDプログラム)に進学しますが、日本の大学生はこのリスクを取ろうとは思わないようです。